今回はPIA DSPの営業、運用業務をしている岡崎から、広告配信効果の最大化についてご紹介。
「PIA DSP」とは、「PIA DMP」独自のデータをセグメント化したデータ(「PIA Segments」)を使って、ユーザーのブラウザ上で広告配信を行うサービスです。
【出稿目的】新規ユーザーのサービス加入(獲得)
【ターゲット】アーティストZのファン オンラインライブに参加または興味がある方
【配信期間】オンラインライブ当日から10日前
上記の課題に対して、以下のセグメントを提案しました。
- 【Essential】音楽_女性J-POP/ROCK_購入・希望層
- 【Essential】エンタメ_女性アイドル_購入・希望層
- 【Upward】オンラインライブ&イベント_購入・希望層
セグメントに含まれる最適なユーザーに対して、広告が表示されます。
事例のように「PIA Segments」の強みは、既にチケット購入している方、または購入を考えてチケットぴあまで足を運んでいる方、つまり「検索・検討・購入層」に対して広告配信を行うことができます。
言い換えれば、クライアントが訴求したいターゲットが特定アーティストのファンやスポーツ好き、特定のエンタメジャンルに興味がある方の場合、効果的に認知拡大や販売促進することが可能です。
また、エンタメジャンル以外にも、高額チケット(1万円以上)の購入・購入希望層に広告配信できるセグメントや、コロナ禍で主流になりつつあるオンラインライブやオンラインイベントの購入・購入希望層に対しても、配信が可能です。
PIA DSPでの成功パターン
1 選択したセグメントの対象者向けのクリエイティブを作る
ターゲットの嗜好性は「PIA DMP」で理解できているので、ターゲットの心に響くクリエイティブを作成することで、認知拡大とCTR向上に繋げる。
2 LPからCVまでの導線は最短で辿り着けるようにする
LPが縦長の場合、CVポイントまでの導線をいくつも設置する、または画面最下部に追尾型の導線を作るなど、ファーストビューにCVポイント導線を設計することで、ユーザーの離脱の可能性を下げる。
3 LPまたは、公式HPにタグを設置
1度はサイトに訪れたことのある興味関心高いユーザーにターゲティングできるため、CVに繋げる。
配信事例 その1
【クライアント】某カード会社様
【出稿目的】新規カード会員の加入促進
【利用セグメント】【Essential】音楽_宝塚_購入・希望層
2. バナーに宝塚女優を起用することで、CTRが1%を超えていた
3. LPにタグ設置⇒リターゲティング配信を行った
【配信結果】1ヵ月間で200件以上の新規加入への関与
配信事例 その2
【クライアント】某韓流コンテンツホルダー様
【出稿目的】オンラインライブ+VOD配信の認知拡大
【利用セグメント】【Essential】エンタメ_韓流_購入・希望層/【Essential】音楽_K-POP_購入・希望層/【Upward】オンラインライブ&イベント_購入・希望層
2. 人気アーティストのグループ名をバナー内に掲載(著作権の関係で人物はNG)
【配信結果】PIA DSP平均CTRの約3倍のCTR=1.8%で着地
配信事例 その3
【クライアント】某電子タバコメーカー様
【出稿目的】新世代の「電子タバコ」の販売促進
【利用セグメント】【Essential】ぴあ会員20歳以上
2. タバコ訴求なので、20歳以上のユーザーのみに配信がマストな為、年齢セグメントを利用して訴求
3. LPにタグ設置⇒リターゲティング配信を行った
【配信結果】CTR=1.4%、CPA=1,000円台で着地
まとめ
訴求したい商品または商材のターゲットが「PIA Segments」と一致する場合は特に、セグメントの先のユーザーに刺さるクリエイティブを作成することで、認知拡大ができます。
またCTRも高くなることにより、LPまでの誘導も効率的に行えます。
エンタメ系のクライアント様やアーティストやスポーツクラブを起用したキャンペーンなどをお考えの場合、お気軽にご相談ください。
岡崎高弘
美容師として6年間勤務後、Web広告業界へ転職。メディア側セールスとして従事し、各アドネットワークやSSPとの折衝を行っていた。2018年にぴあグループに入社。主にスポーツリーグやチーム、広告代理店の営業を担当し各ソリューションを提案。レスポンスの速さで右に出る者はいない。