【開発者が解説】「ライブエンタメ・平日ナイトタイム」 セグメントの活用ポイント

こんにちは。ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社で主に商品開発やユーザー分析を担当している浅野です。

2025.7-9月「PIA Segments」にて、新しく「ライブエンタメ・平日ナイトタイム」 セグメントをリリースしました。

スポーツの平日ナイター、平日の夜に開催されるライブやステージ、お酒と食事を楽しみながら鑑賞するライブレストラン、イルミネーションイベントなど、平日の夜にライブエンタメへの参加意向高いユーザーをセグメント化しています。

仕事、休日の活動などバランスを見ながら平日夜の自由時間を充実させるモチベーションがある、アクティブで時間の使い方が上手なオーディエンスです。

今回、私が開発を担当した「ライブエンタメ・平日ナイトタイム」セグメントの設計、活用ポイントについて紹介します。

ライブエンタメで「ととのう」


生のパフォーマンスを体感し、感動を共有することで心が満たされる体験は、「ととのう」に通じる精神的な充足感をもたらすのではないでしょうか?

「ととのう」とは、サウナの温冷交代浴を繰り返すことで得られる、心身が深くリラックスし、恍惚感やトランス状態に陥る感覚を指す言葉です。
「雑念がなくなる」「アイデアが生まれる」といった感覚が報告されており、ストレス軽減や幸福感、精神安定の効果が期待できるとされています。

平日夜にライブやステージで生のパフォーマンスに没入・感動する、仲間とスタンドでお酒を飲みながらスポーツ観戦するなど、ライブエンタメによる非日常体験は、深いリフレッシュ・ストレス解消、幸福感、心の栄養補給と活力の補給をもたらすことが想像できます。

ウェルビーイング、創造性、ワークライフバランスの向上を目的として、エンタメ手当や推し休暇など、企業が従業員のエンタメ活動を支援する試みも広がりを見せています。

エンタメ拠点×ウェルビーイング


長崎スタジアムシティやES CON FIELD HOKKAIDO (北海道ボールパークFビレッジ)、川崎新アリーナシティ・プロジェクトなど、ライブエンタメを核としながら、心の充足だけではなく、健康回復や維持(身体的ウェルビーイング)、交流の機会(社会的ウェルビーイング)も促そうとする取り組み・開発が進んでいます。

これらの施設は、フィットネスジム、温泉、サウナ、スパといったアクティビティも可能で、飲食店も充実しています。
マルシェなど多様なイベントを開催することで、地域住民や来場者の交流を促進し、コミュニティ形成と社会的なつながりを育もうとしています。

こうした「心と身体のウェルビーイング」を実現する場として、平日ナイトタイムのライブエンタメはますます存在感が高まるでしょう。

「ライブエンタメ・平日ナイトタイム」セグメントの活用例

【ジム・スクール・スタジオ】

  • フィットネスジム、サウナ、各種レッスン・習い事、音楽スタジオ

【美容業界】

  • スパ、エステ、リラクゼーション、ネイルサロン、美容院

【エンターテインメント業界】

  • 平日ナイター、レイトショー、ライブレストラン、イルミネーション

【テーマパーク・遊園地】

  • 夜間営業、イルミネーションイベント、カウントダウンイベント

【飲食業界】

  • ハッピーアワー、スポーツバー、ミュージックバー、ケータリング・デリバリー

【家電業界】

  • 時短家電

【交通業界】

  • タクシー、ライドシェア、シェアサイクル

【ファッション業界】

  • ランニングシューズ、スポーツウェア

【不動産】

  • シェアハウス、シェアオフィス、コワーキングスぺース

【人材業界】

  • フレックス勤務などの求人

 

「PIA Segments」にはこの他にも、多岐に渡るセグメントを用意しており、各種カスタマイズが可能です。詳しくは資料をダウンロードいただき、ご覧ください。


浅野 裕子

ぴあに入社してから、チケット情報の登録や提携コンビニの渉外担当、ぴあポイントサービスの立ち上げ、ぴあプレミアム会員のエンゲージメント向上の各種企画の実施、ぴあ総研での市場・ユーザー調査等、幅広い業務を経験。現在は、セグメント開発や、ユーザー分析、レポートや広告メニューの開発、マーケットリサーチ等に取り組んでいる。音楽フェス、来日ライブに頻繁に参戦していたが、徐々に追いかける対象がアートに変化。全国各地のアートフェスを楽しみにしている。

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