【企業事例/静活株式会社様 対談/中編】韓流セグメントで熱狂的ファンにアプローチすることで、エンゲージメント率上昇!

こんにちは。ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社で、営業・マーケティングを担当している三嶋です。

前編ではホログラムシアター「LIVLIV」と弊社サービス「PIA DMP Cross Ads」実施を決めた理由・期待していたことについて紹介しました。

中編では、「PIA DMP Cross Ads」の具体的な施策や得られた成果についてご紹介します。

前編の記事はこちら

まとめ目的

  • ホログラムシアターの認知拡大
  • ホログラム公演G-DRAGON/CNBLUE/AOAのチケット売り伸ばし

施策

  • 2022年4月~ 静止画での広告配信を開始
    • 最適化目標をインプレッション重視からエンゲージメント重視へ変更
  • 2022年9月~ 動画での広告配信を開始
    • 最適化目標を再生数重視からクリック重視へ変更
    • Twitter:週1でクリエイティブを差し替え
    • Instagram:月1でクリエイティブを差し替え

効果

  • 静止画:インプレッション重視からエンゲージメント重視へ変更した結果
    • エンゲージメントが2倍程度増加
  • 動画:再生数重視からクリック重視へ変更した結果
    • インプレッション数やクリック数、CVコストなどがとてもよくなった
    • スパム率大幅改善

最適化目標をインプレッション重視からエンゲージメント重視へ変更

事前調査の結果から、動員目標を達成するためにはファン層認知数目標を115万/年が必要と判明していました。

江崎様と議論を重ね「広告接触を3回したユーザー=リーチ数=認知数という指標にて115万UU達成」と設定し、インプレッション重視での広告配信を開始しました。

PANX営業 三嶋
PANX営業 三嶋
まず、インプレッション重視で配信開始しましたがいかがでしたでしょうか。
ホログラムコンサートの認知を広げるためにインプレッション重視で配信しましたが、結果としては予算に対してインプレッション数が想定以上にいきました。
また、ツイートに反応したアカウントを見ると、普通に広告配信するよりは少なかったですが、スパム的なアカウントが多かったです。

静活株式会社 江崎様
静活株式会社 江崎様
PANX営業 三嶋
PANX営業 三嶋
その結果を受けて、目標を変更しようと決めたということでしょうか。
はい、想像以上にインプレッション数が伸びたので、インプレッション重視のロジックでなくてもいけるのでは?
という仮説をもち、エンゲージメント重視へ変更を決めました。
静活株式会社 江崎様
静活株式会社 江崎様
PANX営業 三嶋
PANX営業 三嶋
エンゲージメントに目標を変更したところ、インプレッション重視の倍以上のエンゲージメントが発生しましたが、いかがでしたでしょうか。
多くのエンゲージメントを獲得できたものの、目標変更をしてもスパム率は多い印象でした。
静止画の時はその印象を受け続け、動画の準備が整うまで一旦配信をストップしました。
静活株式会社 江崎様
静活株式会社 江崎様

静活株式会社 江崎様

動画の配信の方が拡散性があると仮説を立てる

PANX営業 三嶋
PANX営業 三嶋
動画での配信をしようと思ったのは、どういったきっかけからでしょうか。
地元テレビでのARTIE特集の動画切り抜きをSNSに上げたところバズり、来場者数が増加したことから、静止画よりも動画配信の方が拡散性があるのではないかと仮説を立てて、動画での配信をしようと決めました。

それからシアターに通いお客様はどのシーンでカメラを構えるかなどを分析し、ファン目線で動画クリエイティブを作成しました。

静活株式会社 江崎様
静活株式会社 江崎様
PANX営業 三嶋
PANX営業 三嶋
江崎さん自身で動画を作成されていたんですか?!
私自身で作成した方が早いので、自分で動画を作成していました!
動画作成 → 広告の反応を確認 → 動画修正というようなPDCAが回しやすかったので、自分で作成して良かったです。
静活株式会社 江崎様
静活株式会社 江崎様

最適化目標を再生数重視からクリック重視へ変更

最適化目標を再生数重視からクリック重視へ変更

PANX営業 三嶋
PANX営業 三嶋
最初は再生重視で配信をして途中からクリック重視に目的を変更しましたが、それはどういった理由からでしょうか。
スパム的な反応をはじけるのは、再生数重視ではなくクリック重視の方なのではないかと仮説を立てたためです。
静活株式会社 江崎様
静活株式会社 江崎様
PANX営業 三嶋
PANX営業 三嶋
変えてからはいかがでしたでしょうか。
クリックに変えてから、インプレッション数やクリック数、CVコストなどがとても良くなりました。

また、反応した人を見てみると、強力な韓流ファンにアプローチできていることが確認でき、スパムもかなり減りました。
女性限定に配信したのも良い効果を生みました。

静活株式会社 江崎様
静活株式会社 江崎様

「PIA DMP Cross Ads」配信最適化のために行ったことのまとめ

  1. フォーマットの見直し(静止画から動画へ変更)
    ・スパムによる反応率が高かったため
    ・動画の方が拡散性があると仮説を立てたため
  2. クリエイティブの差し替え
    ・ファンが最も反応するクリエイティブは何かを分析・研究するため
  3. 最適化目標の見直し
    ・静止画:インプレッション重視→エンゲージメント重視
    ・動画:再生数重視→クリック重視
    ・週一のレポートを分析・研究し、仮説を立てて最適化目標を変更

数字から仮説を立てて、施策を実行して検証というPDCAを高精度でスピーディに回したことで、最適な広告配信を実現させました。

「PIA DMP Cross Ads」を1年間実施してみた感想や、ホログラムシアター「LIVLIV」の今後の展望については、次回ご紹介したいと思います。

前編・後編の記事はこちら