今回は「PIA DSP」をシーズン通してご活用頂いた、サッカーJ2リーグの愛媛FC様に、営業担当岡崎が直接インタビューをしました。
※1月に取材予定でしたが緊急事態宣言のため、4月にお伺いさせて頂きました。
まずは愛媛FCのご担当者様のご紹介です。
システムエンジニア → 愛媛FC 13年目(システム関連で派遣→正社員)
【業務内容】
平日 :広報総括とWeb関連(デザイン全般やHP内の試合内容の更新)イベント集客、SNS運用
試合日:大型ビジョンのオペレーション スタジアム内のイベント総括
愛媛FCの現状について
早速ですがまず初めに、昨シーズンコロナによるリーグの中断→過密日程となり大変だったと思いますが一言お願い致します。
一つ目はスポンサー営業が厳しくなったこと。
二つ目は集客が落ち込んでしまったこと。
現状、スタジアムの来場者が平均3,000人→1,500人になっています。
※4/21 vs松本山雅戦を観戦しました(平日の試合だったこともあります)
人員不足は今シーズンも変わらず、スタッフでやれることを全力でやっています。
コロナ前に戻ることは難しいかと思いますが、平穏な日々に戻ってほしいですね。
「PIA DSP」の実績について
1.レポートによる費用対効果の可視化
- 毎試合ごとにレポートがでるので、効果が実感しやすい
- クリエイティブ別の反応(クリック率)も見れるので、ユーザーの興味関心がわかる
=クラブ内のイベント企画会議などでも活用できる。
2.紙媒体(チラシやポスター)に変わる良い施策だった
- コロナの影響で予定していたイベントなどが中止になった際に柔軟に対応できた。
※チラシなどは配ってからの修正はできないが、デジタル広告の場合はバナーの停止、LP上の情報が修正が可能なため。
3.工数/コストの削減
- デジタル広告はバナーとLPのみ制作すればOK
- チラシはデザインや印刷事業社とのやりとりが多く、配布するにも時間とコストがかかる
=イベント中止によるチラシの廃棄や印刷費、配布コストなどもカットできた。
1.の費用対効果の可視化は、マス広告(テレビや新聞)や野外広告ではどれくらいのユーザーに見てもらったのか、実際にチケット購入に繋がったかはわからないので、この部分だけでも、デジタル広告の強みと言えますよね。
2.は確かに藤原さんの仰る通り、コロナの影響でイベントの有無や、収容人数の変更によるチケットの発売情報の変更に臨機応変に対応できるデジタル広告は合っていますね。
※実際にチャットワークでクリエイティブ停止依頼のやり取りが何度もありました。
3.はチラシを作るのに工数も費用もかけて、直前でイベントの中止によるチラシを破棄したとお伺いしましたが、これは他クラブ様でも実際にあり得ますよね……。
正直私も最初はデジタル広告に対して抵抗がありました。なぜならチラシであればユーザーに伝えたいことが全部かけると思っていたからです。
LPの改善提案もさせて頂いたところ、即時対応して頂けて大変助かりました!
今シーズンもデジタル広告(PIA DSP)を継続した理由
一つ目は2020シーズンで有用性があることを実感できたこと。
二つ目はコロナの影響が大きいです。
特に前述でお伝えした、紙媒体では対応しきれない部分をデジタルであれば即時対応できることはクラブ側としても、昨シーズンから「PIA DSP」を活用していて大変助かりました。
今シーズンも「PIA DSP」を利用する上で、以下内容をクラブ内に共有しました。
1.インプレッション(バナーによる試合、イベント内容の認知拡大)
→指定したターゲットに広告が表示された回数※愛媛FC様の場合
- スポーツ興味関心層(エリア:愛媛県)※スポーツチケットを購入検討、または購入している方
- ASE(位置情報)愛媛県全域にいる方が対象
- 子供向けイベント興味関心層(エリア:愛媛県)※ぴあで子供向けイベントチケットを購入検討している方
2.クリック数詳細認知の獲得
広告経由でLPに訪れた数(≒クリックをした時点で興味を持ってもらえていると仮定)
3.クリック率
ターゲットかつバナー別による、ユーザーの興味関心を測る
(例)リターゲティング対象者には選手訴求がクリックされやすい、ファミリー層への配信はイベント訴求がクリックされやすいなど。
4.CV(コンバージョン数)
広告経由でチケット購入した人数
5.対応工数
紙媒体の制作コストや手間を考えるとデジタル広告の方が工数も少なくやコストも安かった。
デジタル広告の場合、CV数に注目が集まってしまうところを他部分でも評価頂けているのは嬉しい限りです。
CVが発生しない=愛媛FCに魅力が無いからなのか、LPがユーザーにとってわかりづらいのか、コンテンツ(イベント等)に興味をもってもらえないのかなど、色々と考えました。
チラシとデジタル広告を比べてみると、デジタル広告の場合、約1週間の広告配信で約10万回広告が表示され、1,000人の方がクリックして用意したLPに訪れてくれます。
昨シーズンの実績を鑑みて、今シーズンは紙媒体への広告費をデジタル広告にスライドさせることによって、紙媒体への制作コストや工数を大きく削減できていると思っています。
<後編に続く>
岡崎高弘
美容師として6年間勤務後、Web広告業界へ転職。メディア側セールスとして従事し、各アドネットワークやSSPとの折衝を行っていた。2018年にぴあグループに入社。主にスポーツリーグやチーム、広告代理店の営業を担当し各ソリューションを提案。レスポンスの速さで右に出る者はいない。
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