【企業事例/サッカー Jリーグ 愛媛FC様 対談/前編】「PIA DSP」を1年間の取り組みで得た実績と今期について

今回は「PIA DSP」をシーズン通してご活用頂いた、サッカーJ2リーグの愛媛FC様に、営業担当岡崎が直接インタビューをしました。

※1月に取材予定でしたが緊急事態宣言のため、4月にお伺いさせて頂きました。


まずは愛媛FCのご担当者様のご紹介です。

愛媛FCご担当 藤原様【経歴】
システムエンジニア → 愛媛FC 13年目(システム関連で派遣→正社員)
【業務内容】
平日 :広報総括とWeb関連(デザイン全般やHP内の試合内容の更新)イベント集客、SNS運用
試合日:大型ビジョンのオペレーション スタジアム内のイベント総括

愛媛FCの現状について

岡崎
岡崎
藤原さん初めまして笑
初めまして笑
藤原様
藤原様
岡崎
岡崎
昨シーズンから、WEB上では何度もお会いしておりましたが、やっと生の藤原さんにお会いできて光栄です笑
何度か岡崎さんが愛媛に来る話はありましたが、来る来る詐欺が多かったので怪しんでいましたよ。
藤原様
藤原様
岡崎
岡崎
緊急事態宣言などでなかなか来れず、その節は失礼いたしました……笑
早速ですがまず初めに、昨シーズンコロナによるリーグの中断→過密日程となり大変だったと思いますが一言お願い致します。
昨シーズンは大変だったことだらけでした笑
一つ目はスポンサー営業が厳しくなったこと。
二つ目は集客が落ち込んでしまったこと。
現状、スタジアムの来場者が平均3,000人→1,500人になっています。
藤原様
藤原様
昨日の試合を観戦をさせて頂きましたが、ファミリー層が少ないのは気になりました。
※4/21 vs松本山雅戦を観戦しました(平日の試合だったこともあります)
そうですね、40代以降のサポーターは戻って来てくれていますが、ファミリー層の来場が減っている状況です。
藤原様
藤原様
岡崎
岡崎
コロナの影響がまだまだ大きいですね。

岡崎
岡崎
また、前回の記事にも書かせて頂きましたが、愛媛FCさんは人員不足の中でどのように乗り越えましたか?
各々の役割はもちろんのこと、プラスアルファの仕事をスタッフ全体で助け合いながら、しのいできました。
人員不足は今シーズンも変わらず、スタッフでやれることを全力でやっています。
藤原様
藤原様
岡崎
岡崎
そうですよね、少数精鋭でやりくりするには自分の役割だけやっていても、クラブがまわらないですよね。
コロナ前に戻ることは難しいかと思いますが、平穏な日々に戻ってほしいですね。

「PIA DSP」の実績について

岡崎
岡崎
ではここからは、実際に昨シーズンデジタル広告(PIA DSP)を実施して頂いての感想をお聞かせください。
はい。お伝えしたいことはたくさんあるのですが、自分なりにまとめてみました。
藤原様
藤原様

1.レポートによる費用対効果の可視化

  • 毎試合ごとにレポートがでるので、効果が実感しやすい
  • クリエイティブ別の反応(クリック率)も見れるので、ユーザーの興味関心がわかる

=クラブ内のイベント企画会議などでも活用できる。

2.紙媒体(チラシやポスター)に変わる良い施策だった

  • コロナの影響で予定していたイベントなどが中止になった際に柔軟に対応できた。
    ※チラシなどは配ってからの修正はできないが、デジタル広告の場合はバナーの停止、LP上の情報が修正が可能なため。

3.工数/コストの削減

  • デジタル広告はバナーとLPのみ制作すればOK
  • チラシはデザインや印刷事業社とのやりとりが多く、配布するにも時間とコストがかかる

=イベント中止によるチラシの廃棄や印刷費、配布コストなどもカットできた。

岡崎
岡崎
おまとめ頂き、ありがとうございます!

1.の費用対効果の可視化は、マス広告(テレビや新聞)や野外広告ではどれくらいのユーザーに見てもらったのか、実際にチケット購入に繋がったかはわからないので、この部分だけでも、デジタル広告の強みと言えますよね。

2.は確かに藤原さんの仰る通り、コロナの影響でイベントの有無や、収容人数の変更によるチケットの発売情報の変更に臨機応変に対応できるデジタル広告は合っていますね。

※実際にチャットワークでクリエイティブ停止依頼のやり取りが何度もありました。

3.はチラシを作るのに工数も費用もかけて、直前でイベントの中止によるチラシを破棄したとお伺いしましたが、これは他クラブ様でも実際にあり得ますよね……。

そうなんです。チラシを破棄することになった際は、本当にやるせない気持ちになりました。
正直私も最初はデジタル広告に対して抵抗がありました。なぜならチラシであればユーザーに伝えたいことが全部かけると思っていたからです。
藤原様
藤原様
しかし今はデジタル広告であれば、LP(広告をクリックして飛んだ最初のページ)でユーザーが求めている情報やクラブ側からの伝えたいもの(注目のイベントなど)を優先順位をつけて記載すれば、見てくれることに気が付きました。
藤原様
藤原様
また、チケット発売日にデジタル広告も同時に開始するため、愛媛FCのオフィシャルサイトの情報更新をマメにするようになりました。
藤原様
藤原様
岡崎
岡崎
バナー入稿とLPの情報更新がルーティンになったんですね!
LPの改善提案もさせて頂いたところ、即時対応して頂けて大変助かりました!

今シーズンもデジタル広告(PIA DSP)を継続した理由

岡崎
岡崎
昨シーズンからデジタル広告を使ってみての感想をお伺いさせて頂きましたが、ここからは今シーズンも「PIA DSP」を継続した理由をお聞かせください。
はい、大きく分けて2つあります。
一つ目は2020シーズンで有用性があることを実感できたこと。
二つ目はコロナの影響が大きいです。
特に前述でお伝えした、紙媒体では対応しきれない部分をデジタルであれば即時対応できることはクラブ側としても、昨シーズンから「PIA DSP」を活用していて大変助かりました。
藤原様
藤原様
また、今シーズンもデジタル広告を利用する上で、クラブ上層部からは「本当に効果あるの」かと問われた際も、配信レポートによる効果の可視化は大きかったです。

今シーズンも「PIA DSP」を利用する上で、以下内容をクラブ内に共有しました。

藤原様
藤原様

1.インプレッション(バナーによる試合、イベント内容の認知拡大)

→指定したターゲットに広告が表示された回数※愛媛FC様の場合

  • スポーツ興味関心層(エリア:愛媛県)※スポーツチケットを購入検討、または購入している方
  • ASE(位置情報)愛媛県全域にいる方が対象
  • 子供向けイベント興味関心層(エリア:愛媛県)※ぴあで子供向けイベントチケットを購入検討している方

2.クリック数詳細認知の獲得

広告経由でLPに訪れた数(≒クリックをした時点で興味を持ってもらえていると仮定)

3.クリック率

ターゲットかつバナー別による、ユーザーの興味関心を測る

(例)リターゲティング対象者には選手訴求がクリックされやすい、ファミリー層への配信はイベント訴求がクリックされやすいなど。

4.CV(コンバージョン数)

広告経由でチケット購入した人数

5.対応工数

紙媒体の制作コストや手間を考えるとデジタル広告の方が工数も少なくやコストも安かった。

岡崎
岡崎
ありがとうございます。CV数(チケット購入)以外の部分にも、注目して頂けているのですね。
デジタル広告の場合、CV数に注目が集まってしまうところを他部分でも評価頂けているのは嬉しい限りです。
最初はやはりCV数とCPA(1件のチケット購入にかかった広告コスト)を意識していましたが、CVが発生しない原因はクラブ側にあると考えるようになりました。

CVが発生しない=愛媛FCに魅力が無いからなのか、LPがユーザーにとってわかりづらいのか、コンテンツ(イベント等)に興味をもってもらえないのかなど、色々と考えました。

藤原様
藤原様
その中で広報統括として、「PIA DSP」で一番期待しているのは、LPにユーザーを訪れさせること(クリック数)を最大化することだと思っています。

チラシとデジタル広告を比べてみると、デジタル広告の場合、約1週間の広告配信で約10万回広告が表示され、1,000人の方がクリックして用意したLPに訪れてくれます。

藤原様
藤原様
それをチラシに置き換えると、10万枚チラシを配ったとしても、チラシのQRコードから何人の方がLPに来てくれるかを考えた時に、デジタル広告の凄さを上司にも理解してもらえました笑
藤原様
藤原様
岡崎
岡崎
今お伺いした藤原さんの一つ一つのお言葉で心が軽くなりました……笑
岡崎
岡崎
CV(チケット購入)がメインとなると、LP上でユーザーにとって有益な情報やスタジアムに行ってみたいと思わせるコンテンツやチケットを購入しやすい導線ができているかなど、様々な要因が絡み合ってくるので、そこはぴあとしてLPの最適化や企画チケットと連動した広告バナーの提案なども今後も行っていきたいと思います!
ありがとうございます!
昨シーズンの実績を鑑みて、今シーズンは紙媒体への広告費をデジタル広告にスライドさせることによって、紙媒体への制作コストや工数を大きく削減できていると思っています。
藤原様
藤原様
またコロナ禍の状況においても、デジタル広告は臨機応変な対応をできていると感じていますので、引き続き、宜しくお願い致します!
藤原様
藤原様

後編に続く>