こんにちは。ぴあ株式会社・編集企画推進部の篠崎と申します。雑誌「ぴあ」編集部に入社。その後WEB「ウレぴあ総研」に参加し、メディアのディレクション・編集業務や、サイトのデータ分析を担当しております。
ユーザーの“質の高い”声を集める
この7月より、記事広告向けリサーチ機能「Readers Research」の一般提供を開始しました。
「Readers Research」は、記事コンテンツやキャンペーンページに訪れたユーザーに対して、直接さまざまなタイプの選択肢で質問。そのデータを蓄積し、分析できる、記事広告用の質問形リサーチコンポーネントです。
たとえば商品の認知・イメージ、購入実態の把握、また興味喚起や人気調査など、キャンペーン等の目的を後押しするさまざまな使い方ができます。
中でも、「Readers Research」の特徴として、コメントのみを集めるよりも「より質の高いコメント」が集められるという点が挙げられます。
では“質の高いコメント”とは具体的にどんなものなのでしょうか?
一般提供に向けて、ウレぴあ総研ではこれまで編集記事内で、500以上のテストを実施しました。
今回は「Readers Research」で集められる“質の高いコメント”について、実例をご紹介いたします。
「質の高いコメント」は、どうやって集めればよい?
「Readers Research」で集められる“質の高いコメント”。
この記事内では、それをより具体的に「主体的&能動的なコメント」と定義します。
「Readers Research」は、記事コンテンツの末尾に任意の選択肢+自由回答枠を設置し、記事を最後まで読んだユーザーに向けてアプローチすることができる機能です。
テストを行った結果、記事コンテンツの文脈をしっかり理解したユーザーに質問することで、より“主体的”かつ“能動的”な回答が得られる例が多い傾向にあることがわかりました。
記事を読み、コンテンツについてじっくり理解を深めた状態で、選択肢を選んだりコメントを記述することで、ユーザー自身が、自らの課題や立場・意見をより整理し、選択肢やコメントに反映できるようになる、というものです。
今回、実際に編集記事内で展開した事例をご紹介いたします。
テスト記事 【親子必見】Jリーグの人気クラブが考えた「企画シート」が面白&お得すぎる」
こちらは、Jリーグ・浦和レッズが展開した、親子向けのオトクで楽しい「企画シート」を、担当者の取材を通して紹介した記事です。ウレぴあ総研内のママ向けメディア「ハピママ*」で掲載しました。
この記事内で展開したリサーチが、次の内容です。
カスタムコメント こんな「企画シート」があったら嬉しいというものはありますか?
実際のコメントの一部を、抜粋してご紹介します。
2、少年チームで団体観戦できるセンター付近のアッパーシート 団体で浦和レッズのサポートとサッカーの勉強。また、未来のサポーターをゲット。 埼玉スタジアムの観戦しやすさと、サポーターの素晴らしさを知ってもらう。
3、テレビ&スタジアム観戦 タブレットでのテレビ試合観戦と、生観戦の違いをスタジアムで比べてもらう。 スタジアムに来ることの素晴らしさを知ってもらう。
こちらのリサーチでは、多彩な企画シートを紹介する記事を読んだユーザーに、ダイレクトに届く質問を問いかけることで、より“ジブンゴト=主体化”してリサーチに回答していったことが伺えました。
また、ユーザーからの「こんな企画シートがほしい」というコメントの具体性が非常に高かったのも、この事例の特徴で、長文のコメントも複数寄せられました。いずれも発見の多いコメントが多数寄せられたことは、私たちにとっても嬉しい驚きでした。
これらの傾向は、他のテスト事例でも多くみられるものでした。「Readers Research」のテスト事例で集まった“質の高いコメント”は、ウレぴあ総研にとって記事の効果を計る意味でも、またマーケティング視点で見ても、とても有用かつ貴重な財産となっています。
「Readers Research」で、次につながる財産を集める
リサーチ機能「Readers Research」は、記事広告向けメニューとして7/1に正式提供を開始し、現在、一般リリース開始にともない、一部の記事広告メニューで無料で提供中です。
「記事広告向け Readers Research」では、実施後、集計データと、選択肢を組み合わせたコメントデータなどのレポートデータを、他のレポートと合わせて提供します。
“選択肢×コメント”を掛け合わせて分析していくことで、ユーザーのタイプによってどんな需要があるのか、より多面的な知見を得ることができるでしょう。
記事広告の効果を計る材料としてだけではなく、その先のさらなる広告・マーケティング施策へ活用できる“財産”にもなり得る、貴重なユーザーの生の声を、「Readers Research」で集めてみませんか?
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篠崎 聡
雑誌「ぴあ」編集部を経て、WEB「ウレぴあ総研」の運営に参加。現在は「うまいめし」「うまい肉」等のグルメジャンルを中心に、サイトのコンテンツディレクション、データ分析などを担当。広告案件では、企画~コンテンツ作成に加え、データドリブン視点×編集者目線に基づく分析レポーティングを担当。