ぴあと博報堂DYグループ、PIA DMPが保有するエンタテインメント領域データを活用したマーケティング・ソリューション「カテゴリーワークス Entertainments」を共同開発
株式会社博報堂DYホールディングス(東京都港区、代表取締役社長:戸田裕一、以下 博報堂DYホールディングス)、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港区、代表取締役社長:矢嶋弘毅、以下 博報堂DYメディアパートナーズ)と、エンタテインメント領域のデータを保有する、ぴあ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:矢内廣、以下 ぴあ)は共同で、エンタテインメント業種特化型マーケティング・ソリューション「カテゴリーワークス Entertainments」を開発いたしました。
エンタテインメント市場は、サブスクリプション市場の隆盛やデジタルコンテンツマーケットの勃興、スマートフォンを中心とした生活者のエンタテインメント消費現場の変化など、近年コンテンツのデリバリーも消費方法も多様化が進んでいます。
また、デジタルマーケティングが進むにつれ、これまで以上にエンタテインメント領域の生活者データが取得できるようになりました。映画館の予約、スマートフォンゲームのダウンロードや課金、サブスクリプション動画配信での映画視聴状況、ライブチケットの購入など、生活者のエンタテインメント利用状況がアクチュアルデータとして取得できるようになっています。
博報堂DYグループとぴあは、生活者のエンタテインメント領域の興味や検討状況をより詳細に把握し、マーケティングに活用することを目的とした共同研究を実施。博報堂DYグループの「生活者DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)※1」と、ぴあの「PIA DMP」が保有するWebメディア「ウレぴあ総研」の閲覧データを連携し、マーケティングに活用するエンタテインメント業界特化型のソリューション「カテゴリーワークス Entertainments」を開発しました。
「カテゴリーワークス Entertainments」では、「ウレぴあ総研」のサイト閲覧状況を分析することで、エンタテインメントのトレンドや、周辺ジャンルなどに存在する潜在顧客の趣味、嗜好、興味の状況を、生活者のアクチュアルデータとして把握し、顧客インサイトを発掘。マーケティング戦略をより精緻に立案することが可能です。また、「ウレぴあ総研」に在籍するエンタメカテゴリーの専門家であるエディター/ライターチームと協業することで、分析結果を反映したメディア/コンテンツ制作やクリエイティブ開発を行います。更に、閲覧状況を踏まえたターゲットセグメントによる高精度な広告配信や、博報堂DYグループが保有する生活者DMPを活用することで効果的なマスプラニングも可能です。
本リリースに先駆け、映画配給会社、スマートフォンゲーム会社などをクライアントに実証実験を行いました。マーケティング戦略に基づいた広告記事を制作するだけでなく、クライアントの有するコンテンツに関連する様々な記事を集めた専門メディアを「ウレぴあ総研」内に立ち上げ、記事閲覧履歴に基づいた広告配信を行いました。結果、毎月20万人が専門メディアへ来訪し、記事を通じた顧客の育成や、クライアントの自社サイトやアプリダウンロード誘導による新顧客獲得に貢献しました。また、通常の広告配信と比較し、記事閲覧履歴に基づいた配信では、約2倍の顧客獲得率(CVR)、CPAは約10%の改善を達成しました。
今後、「ウレぴあ総研」に加え、ぴあが保有する「PIA DMP」の会員データ、音楽・スポーツ・演劇・映画などライブ・エンタテインメントのチケット購入/購入意向データおよび嗜好性データ等のマーケティング活用も視野に、「カテゴリーワークス Entertainments」をさらに強化していくとともに、エンタテインメント領域に関わる様々な企業のマーケティング活動を支援してまいります。
■「カテゴリーワークス」について
「カテゴリーワークス」は、博報堂DYグループの高度なマーケティング・ソリューション群「生活者DATA WORKS※2」の一つ。博報堂DYグループの「生活者DMP」と各カテゴリを代表する専門メディアが保有するオーディエンスデータを連携し、市場把握からマーケティング戦略立案、コンテンツ/クリエイティブ制作やメディアプラニング/広告配信までを一貫して支援する業種特化型のマーケティング・ソリューションです。2018年11月に自動車業種に特化した「カテゴリーワークスMobility」をローンチしており、今後も対象とするカテゴリを増やしてまいります。
※1 「生活者DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)」
生活者の情報行動・購買行動・意識といったデータに先端テクノロジーを掛け合わせて開発した博報堂DYグループ独自のマーケティングデータ基盤
※2 「生活者DATA WORKS」
国内最大級の生活者データをもとに、従来一方向的で分断されがちなマーケティング戦略とメディア施策を相互に有機的に統合することで、顧客創造・獲得から顧客育成までのフルファネルでの成果創出を約束する、統合マーケティング・ソリューションです。これまでに200社を超える得意先企業の活用実績を積み上げています。
Related Posts
2024年2月19日
「PIA DMP」の国内最大級のチケット会員・購買データ等を活用し、「TVer」等にインストリーム動画広告を掲載できる「TVerPMP」への配信が可能に
国内最大級のライブ・エンタメユーザー、1,750万人を超える会員データ、年間7,