【「昭和」は世代を超えて消費を動かす】懐かしいけれど若者には新鮮!「昭和レトロ・ノスタルジー消費セグメント」の活用ポイント

こんにちは。ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社で主に商品開発やユーザー分析を担当している浅野です。

今回は、私が開発を担当した「昭和レトロ・ノスタルジー消費セグメント」の活用方法を紹介します。

ノスタルジー喚起を狙った商品や広告キャンペーン全般にご活用いただけるセグメントですので、是非ご活用下さい。

「平成レトロ・ノスタルジー消費セグメント」の活用方法についても紹介しておりますので、合わせてご覧下さい。

昭和カルチャーに高い参加意欲を持つオーディエンスにアプローチ!

昭和カルチャーに高い参加意欲を持つオーディエンスにアプローチ!
「昭和レトロ・ノスタルジー消費セグメント」は、昭和に流行した懐かしの青春ソング、アーティスト、アニメ・ゲームコンテンツなどに関連したコンサートやイベントへの参加に積極的で、消費意欲の高いオーディエンスです。

長いキャリアを築き、今なお第一線で活躍するアーティスト、幅広い層のファンを獲得しているアニメ・ゲームコンテンツなどに高い関心を持っているオーディエンスをセグメント化しています。

セグメント化におけるキーワード(一部)歌謡曲、青春ポップス、フォークソング・ニューミュージック 、シティ・ポップ、昭和アイドル 昭和発の人気アニメ 昭和発の人気ゲーム etc

あの頃に戻れて元気になれる!昔の自分には買えなかった

青春時代に親しんだ “世代の共通文化・コンテンツ” のことを考えると、当時の楽しかった記憶が呼び起され、ドーパミン神経が活性化されるそうです。

筆者の60代の母が頻繁に昭和から活躍しているアーティストのコンサートに出かけているので理由を尋ねてみると、喜び溢れる声で教えてくれました。

青春時代に聴いていたアーティストのコンサートに積極的に参加する理由

  • 若い頃にテレビの中の存在でしかなかった憧れのスターを、生のステージで見ると元気が出る。
    あの頃に一気にタイムスリップしたみたいに若くて幸せな気持ちになれる。
  • レコードは高くて買えなかったため、テープにラジオを録音していた。もちろんコンサートにも行けなかった。
    子供が独立して夫婦二人なので余裕があるし、ツアーでまわってきてくれるアーティストも多いから参加しやすい。
  • 一生のうちに生で観ておきたいアーティストがまだまだいる。

「目の前に本物がいる」という希少性にノスタルジーが掛け合わさると、高い幸福感が得られるようです。

また、生活にゆとりがあり、行きたいものがあれば躊躇せずに参加できるという環境も、積極的な参加につながっており、若い頃に足を運べなかった場に行くことで達成感を得ています。

三世代消費の可能性あり!

三世代消費の可能性あり!
「昭和」という響きから、その時代に青春時代を過ごした大人が懐かしさから消費行動を起こすことがイメージされますが、「昭和レトロブーム」の中心は若者です。

若者のトレンド予測に「昭和アイドル」「80年代・90年代アーティスト」が選出されており、昭和カルチャー・コンテンツは若者に再発見・再評価され、旬なコンテンツとして他の最新トレンドと肩を並べている現状がわかります。

祖父祖母や親が好きだった曲や映画、アニメなどをサブスク経由で触れてみて「これって名作!」と再発見・再評価するでしょうし、それをきっかけに家族の会話が盛り上がります。

若者が再発見したコンテンツを、大人たちが懐かしく振り返る。その際に大人たちの財布の紐もついつい緩んでしまうはずです。

このように、世代をつなぐ力を持つ「昭和」は、若者の情報拡散力も加わり、複数の世代を巻き込んだ消費に結びつくポテンシャルが高いと考えられます。

長い歴史を持つ企業や定番商品の新たな見せ方をすることで、三世代が絡む話題化を狙える可能性があるでしょう。

「昭和レトロ・ノスタルジー消費セグメント」の活用方法

  • 過去の広告のリブートなど、ノスタルジー喚起を狙った広告キャンペーンの訴求
  • リバイバルや復刻商品、リブートコンテンツのPR
  • 昭和生まれの定番商品のPR
  • 昭和が登場する映画・漫画・アニメ、昭和レトロな施設やスポットのPR
  • 憧れていたけれど手が届かなかった体験・商品のPR
    (スポーツカー、高級オーディオ、高級楽器、クルージングなど)

「PIA Segments」にはこの他にも、多岐に渡るセグメントを用意しており、各種カスタマイズが可能です。詳しくは資料をダウンロードいただき、ご覧ください。