【開発者が解説】「バイラルヒッツ・ヤングスター」 セグメントの活用ポイント

こんにちは。ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社で主に商品開発やユーザー分析を担当している浅野です。

2024.7-9月「PIA Segments」にて、新しく「バイラルヒッツ・ヤングスター」 セグメントをリリースしました。

話題・トレンドの楽曲、音楽ストリーミングサービスで人気のアーティスト、リールに使われるなど若者を中心にバズを起こしたアーティストなどのチケットを購入している、または購入意向の高い層から分析し、セグメント化しています。

ジャンルを問わずSNSでバズっている楽曲に関心が高く、トレンドをキャッチしたいという特徴があるオーディエンスだと言えます。

今回は、私が開発を担当した「バイラルヒッツ・ヤングスター」セグメントの設計、活用ポイントについて紹介します。

ヒットの震源地となったSNS

ヒットの震源地となったSNS

インターネットを通じて情報が拡散され、アーティストもリスナーも世界中でリアルタイムに影響し合う時代。
音楽のトレンドも瞬く間に広がりヒット曲が生まれています。

ストリーミングサービスで「バイラルヒッツ」「バズ」「ヤングスター」などのプレイリストを見ると、アイドルやヒップホップ、バンド、シンガーソングライターなど幅広いジャンルのアーティストが選出されており、ジャンルやアーティストを固定せずにバズった楽曲を楽しんでいる若者の姿が目に浮かびます。

楽曲は自然発生的にバズることもあれば、アーティストがバズる楽曲のトレンドを研究して制作を行ったり、SNSや配信ツールを使いこなし情報を発信しユーザーとのコミュニケーションを行って、ヒットを生み出しているという動きもあるようです。

ユーザーの能動的な投稿が「売れる」につながる

ユーザーの能動的な投稿が「売れる」につながる
楽曲のヒットの要因は様々ある中、「踊ってみた」「歌ってみた」の投稿や、投稿動画のBGMに使用するなど、ユーザーの能動的なアクション(UGC)が行われて拡散されることがヒットの要因のひとつとされています。

CDセールス・ダウンロード、動画やストリーミング再生数など様々な指標を複合してヒットチャートを生成している「Billboard Japan チャート」のChart insightでは、YouTubeの再生数のうちUGCの再生数のみの集計が可能となり、バイラルヒットの要因としてUGCの動向が注視されていることがわかります。

楽曲のヒットだけではなく、商品がバズって売れるきっかけになるのもUGCだと言われています。

ショート動画で興味を持たせ商品を購入してもらい、購入後に「使ってみた」「真似してみた」「アレンジしてみた」などの投稿が促進されるよう仕掛けるのがポイントになるそうです。

アプリ・ゲームや飲料・食用品、メイク・スキンケア用品、書籍などを中心に、不動産や金融商品、車などのカテゴリでも、ショート動画をきっかけに購買が発生しています。

「TikTok売れ」のメカニズムと、現代的な「HYPE」とは?
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「バイラルヒッツ・ヤングスター」 セグメントの活用例

  • 音楽・エンターテインメント業界

ストリーミングサービス、アナログレコード、音楽制作ソフトやDJアプリなど

  • 家電メーカー

レコードプレーヤー、イヤホン、ヘッドフォンなど

  • アプリケーション

SNS、ゲーム、カメラアプリなど

  • キャラクター・玩具業界

人気キャラクターのグッズ・くじ・景品など

  • アミューズメント・レジャー業界

人気キャラクターとのコラボ企画

  • 観光・自治体・商業施設

トレンドスポットのPR

  • 食品・飲料メーカー

トレンド商品のPR

  • ファッション・美容・コスメ

コラボ商品、トレンド商品のPR

  • 出版業界

インフルエンサーが紹介した書籍

  • YouTube、Instagram、TikTokなどで動画を配信している企業様

 

動画で紹介している商品やサービス
「PIA Segments」にはこの他にも、多岐に渡るセグメントを用意しており、各種カスタマイズが可能です。詳しくは資料をダウンロードいただき、ご覧ください。