【開発者が解説】「推し活×ジャンル」 セグメントの活用ポイント

こんにちは。ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社で主に商品開発やユーザー分析を担当している浅野です。

2024.7-9月「PIA Segments」にて、新しく「推し活×ジャンル」 セグメントをリリースしました。

「チケットの購買・購買意向データ」や「PIA DMP」でのデータ分析、マーケティングニーズ等をもとに、推し活が行われているアーティストやコンテンツ情報を集積。推し活のトレンドも踏まえてセグメント化しています。

推し活をジャンル別に分類し、7種の【推し活】セグメントをリリース

【推し活】国内アイドル
【推し活】海外アイドル(韓国/タイ/中国)
【推し活】バンド・ミュージシャン
【推し活】俳優・女優
【推し活】声優
【推し活】お笑い芸人
【推し活】アニメ・ゲームのキャラクター

今回は、私が開発を担当した「推し活×ジャンル」セグメントの設計、活用ポイントについて紹介します。

3人に1人が「推しがいる」

博報堂が10代~60代に行った調査によると、日本では3人に1人の割合で「推しがいる」と自認しており、性別では女性の方が「推し」がいる人が多く、年代別では若年であればあるほど「推し」がいる人が多いようです。

「好きなもの」と比較して、「推し」は「応援したくなる」「崇拝したくなる」「お金をかけたいと思える」というイメージが高くなっており、自分から能動的に働きかけたくなる存在が「推し」なのだそうです。

「推し活」にも様々な活動があり、動画視聴、グッズ購入、リアルイベントへの参加、推しの情報発信をする、二次創作をするなど、ライトに楽しむ人もいれば、推し活を極めたい人など、推し活にも複数のタイプがいます。

現場派の「推し」を集積

現場派の「推し」を集積
先程の博報堂の推し活調査ではリアルイベントへの参加率が30.4%、楽天インサイトの推し活調査では、コンサート・ライブに参加する率が45.5%となっており、「推しがいる」と回答している人でもリアルイベントに参加する人は半数以下であるようです。

「日常生活の中で少しでも推しに触れることができれば充分」というライトな層とは異なり、「現場で生で推しを感じたい。現場に行くことで推しを応援したい」という「推し」に対するモチベーションが高いのが今回リリースした「推し活」セグメントだといえるでしょう。

「推し活×ジャンル」 セグメントの活用例

  • TV、動画配信サービス

ライブ、映画、ドラマ、アニメ、バラエティ番組のPR

  • 家電・オーディオ機器

TVモニター、イヤホン、ヘッドホン、音響機器、録画機器など

  • ファッション・コスメ

推しの現場用のファッションやアクセサリー、コスメなど

  • 美容・健康

エステやフィットネス、美容家電

  • 食品・飲料

コラボ商品のPR

  • 自治体、観光、旅行、ホテル

ロケ地やゆかりの地、推し活宿泊プラン、交通+宿泊パッケージ

  • 商業施設

イベント会場付近の商業施設への誘客

  • 手作り・ハンドメイド

推し活グッズDIY用の材料

  • インテリア

収納・陳列棚など

  • ソフトウェア

動画編集ソフト、イラスト制作ソフトなど
「PIA Segments」にはこの他にも、多岐に渡るセグメントを用意しており、各種カスタマイズが可能です。詳しくは資料をダウンロードいただき、ご覧ください。