【開発者が解説】「YouTuber・インフルエンサー」 セグメントの活用ポイント

こんにちは。ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社で主に商品開発やユーザー分析を担当している浅野です。

2024.7-9月「PIA Segments」にて、新しく「YouTuber・インフルエンサー」 セグメントをリリースしました。

YouTuberやインフルエンサーが出演する有料イベントチケットを購入、または購入意向の高いオーディエンスを「PIA DMP」に蓄積・分類し、セグメント化しています。

動画共有・配信サービスを習慣的に見ているだけではなく、YouTuberやインフルエンサーのリアルイベントや有料配信に参加している・参加意向があるため、応援・憧れる熱量の高いオーディエンスです。

今回は、私が開発を担当した「YouTuber・インフルエンサー」セグメントの設計、活用ポイントについて紹介します。

YouTubeの利用率は9割以上!

総務省が発表している「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、主な動画共有・配信サービス等の利用率はYouTubeが全年代平均で90.2%でトップ、Amazonプライムビデオが42.9%、TVerが34.7%と続いています。

「動画投稿・共有サービスを見る」時間は10代・20代で平日、休日ともに100分を超えていることから、YouTube等での動画視聴が若者の生活に定着している様子がうかがえます。

近年では人気動画クリエイターがプロデュースする複合イベントが東京ドームで開催されたり、インフルエンサーが出演する番組のファンイベントが実施されています。

人気コンテンツの多様化

人気コンテンツの多様化
若者がYouTubeで視聴しているコンテンツは幅広く、「TesTee Lab」がYouTubeを利用している学生の男女に行った調査によると、「音楽関連(アーティストMV・PV)」は総合的に人気で、男性では「ゲーム(実況)」「YouTuber(やってみた)」「スポーツ関連」、女性では「美容・ファッション」「Vlog・ルーティン」が人気ジャンルのようです。

「Vlog・ルーティン」では、日常の暮らしやお出かけなど様々な様子が発信されています。
親近感が湧き、感情移入をしやすく、実生活のヒントやアイディアを得られることから人気のコンテンツになっており、見ていると紹介された商品や場所への興味が高まるようです。

主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」が20代以上を対象に行った調査では、「料理・レシピ」、「スポーツ・フィットネス」、「旅行」、「教育・学習」コンテンツもよく見られていることがわかります。

「YouTuber・インフルエンサー」セグメントの活用例

  • ファッション・美容業界

D2Cブランド、インフルエンサーが取り上げた商品やコラボ商品、ルーティン動画に登場する商品

  • 家電・インテリア・ライフスタイル・家庭用品

Vlogやルーティン動画に登場する商品

  • 食品・調理器具

レシピキット、調理家電・器具など

  • 自治体・旅行業界

Vlogに登場するスポットへの誘客

  • テクノロジー・ガジェット

動画撮影・編集用に機材やアプリなど

  • 健康・フィットネス・リラクゼーション

健康食品、ジム、フィットネス用品、スポーツウェア、アロマ、リラクゼーショングッズなど

  • 飲食業界

カフェやレストランのプロモーション

  • 教育・自己啓発

資格のオンラインコース、自己啓発・ビジネス本など

 

「PIA Segments」にはこの他にも、多岐に渡るセグメントを用意しており、各種カスタマイズが可能です。詳しくは資料をダウンロードいただき、ご覧ください。