【開発者が解説】「有料グルメフェス・食イベント」 セグメントの活用ポイント
こんにちは。ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社で主に商品開発やユーザー分析を担当している浅野です。
2024.1-3月「PIA Segments」にて、新しく「有料グルメフェス・食イベント」 セグメントをリリースしました。
入場料が必要であったり、商品の引き換えに食券が必要な「有料グルメフェス・食イベント」のチケットを「チケットぴあ」で購入、または購入意向の高いオーディエンスを「PIA DMP」に蓄積・分類し、セグメント化しています。
有料グルメフェス・食イベントの魅力である、普段は手に入らない珍しいグルメや限定品を堪能できる「未知のグルメとの出会い」や、賑やかな雰囲気の中でお祭り気分を味わう体験を好むオーディエンスです。
食やお酒への好奇心が旺盛で、消費ポテンシャルが高く、人が賑わう場所へお出かけする特徴があります。
今回は、私が開発を担当した「有料グルメフェス・食イベント」セグメントの設計、活用ポイントについて紹介します。
一人当たり5,000円以上の出費になることも!
ひしめき合うように屋台やテントが広がり、普段は口にできないようない料理やお酒が並ぶグルメイベント。
お腹がいっぱいだったり沢山飲んだはずなのに、目に留まったものをつい買ってしまう方も多いのではないでしょうか?
筆者もご当地グルメやパン、ビール・日本酒・ワインなど様々な有料グルメフェス・イベントに参加したことがあるのですが、祭りの楽しさも相まって、ここぞとばかりに飲んで食べ、家族や友人へのお土産も買っていたら、予定していた予算を大幅に超えてしまうことが度々でした。
ぐるなびが2022年に行った「“食イベント・食フェス”に関する調査」によると、グルメイベントに参加する人の中で、一人当たりの予算が5,000円以上と回答したのは7.6%、3,000円以上が30.5%でした。
調査結果からは、「せっかく参加するならば、思う存分に楽しんで贅沢を味わおう」という気持ちが垣間見えます。
お目当ての商品を確保!【最速入場券】も人気
2024年3月1日(金)~ 3日(日)の3日間、横浜赤レンガ倉庫イベント広場にて開催される「パンのフェス2024春 in 横浜赤レンガ」では、第一部開場時間の11時より30分早く入れるプラチナチケット【最速入場券】が販売されています。
開場時間の30分前に「特別入場口」より入場できるチケットと、「オリジナルトートバッグ」又は「パン食べ比べセット」が付いて価格は1枚3,500円(税込み)。
長蛇の列ができる人気店のパンや、即完売してしまう限定パンなどを購入できるチャンスが広がると、毎年人気のチケットなのだそうです。
「どうしても手に入れたいものがある」ユーザー向けに優先入場券を販売することは、今後のグルメイベントでの、新しいサービスのひとつになるかもしれません。
「有料グルメフェス・食イベント」 セグメントの活用例
- 百貨店・商業施設
グルメフェア、物産展、お取り寄せ、ギフト、おせち、クリスマスケーキなど
- グルメEC
お取り寄せ
- ホテル
季節の料理フェアやビュッフェ
- 自治体
季節のイベント、季節のグルメ、ふるさと納税
- 旅行・観光
・ご当地グルメや旬の食材が楽しめる旅行プラン
・酒蔵ツアーやワイナリー訪問プラン
- テーマパーク
マルシェやフードフェアなどのイベント
- 食品・飲料
高価格帯ブランドや限定品
- スクール
各種検定や資格(日本酒検定、ワインエキスパートなど)
- ヘルスケア・フィットネス
・食事制限なしのダイエット法やグッズ
・健康サポート食品(食べすぎ・飲みすぎ対策)など
「PIA Segments」にはこの他にも、多岐に渡るセグメントを用意しており、各種カスタマイズが可能です。詳しくは資料をダウンロードいただき、ご覧ください。
浅野 裕子
ぴあに入社してから、チケット情報の登録や提携コンビニの渉外担当、ぴあポイントサービスの立ち上げ、ぴあプレミアム会員のエンゲージメント向上の各種企画の実施、ぴあ総研での市場・ユーザー調査等、幅広い業務を経験。現在は、セグメント開発や、ユーザー分析、レポートや広告メニューの開発、マーケットリサーチ等に取り組んでいる。音楽フェス、来日ライブに頻繁に参戦していたが、徐々に追いかける対象がアートに変化。全国各地のアートフェスを楽しみにしている。