【開発者が解説】「ライブエンタメ・平日デイタイム」 セグメントの活用ポイント
こんにちは。ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社で主に商品開発やユーザー分析を担当している浅野です。
2025.7-9月「PIA Segments」にて、新しく「ライブエンタメ・平日デイタイム」 セグメントをリリースしました。
本セグメントは、平日の朝や昼のライブエンタメへの参加意欲が高い傾向を持つオーディエンスで、仕事や家事、学業といった生活リズムの中で、時間を柔軟に調整して、自分のスタイルでライブエンタメを満喫したいという意欲を持っています。
ステージの平日マチネ、クラッシックのランチタイムコンサート、歌舞伎や寄席の昼の部など、平日デイタイムに開催される公演に参加意向の高いユーザーをセグメント化しています。
平日昼間の時間を上手に使い、日々の暮らしをより豊かにしたいユーザーに向けて、様々な業種・商材にとって効果的なアプローチが可能なセグメントです。
今回、私が開発を担当した「ライブエンタメ・平日デイタイム」セグメントの設計、活用ポイントについて紹介します。
混雑を避けて充実感アップ
ライブエンタメ業界では、平日の昼間という時間帯の特性を活かし、週末公演よりもお得な料金を設定する事例が見られ、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』や劇団四季の各種公演では平日マチネ公演は休日マチネ公演よりも価格が低く設定されています。
公演鑑賞に加えて食事や他の体験を組み合わせたセットプランが提供され、顧客の利便性と満足度を高めている例もあり、新日本フィルハーモニー交響楽団ではコンサートS席チケットと食事がセットになった「ランチ付きチケット」が販売されています。
このように、混雑を避けながら、コストパフォーマンスの高い体験を求める層にとって、平日のデイタイム公演は魅力的な選択肢となっています。
特別な時間をもっと豊かに
「ライブエンタメ・平日デイタイム」セグメントのオーディエンスは、単にパフォーマンスを鑑賞するだけでなく、その前後の時間も「特別な時間」として捉え、より充実させようとする意欲も持っています。
リフレッシュや自己投資、あるいは友人や家族との交流の機会として平日デイタイムの外出を計画し、それに伴う飲食、ショッピング、文化施設への訪問といった周辺消費も発生するでしょう。
「平日昼の特別なお出かけ」の充実度を更に高めるようなサービスや商品の提案も響きそうです。
「ライブエンタメ・平日デイタイム」セグメントの活用例
【旅行・宿泊・交通業界】
- 平日のお得プラン、日帰りバス旅行、クルーズ船や海外旅行などの長期旅行
【エンタメ業界・レジャー・テーマパーク業界】
- 平日の割引チケット・割引クーポン、年間パスポート
【飲食業界】
- お得なランチ、ランチブッフェ、昼飲み、アフタヌーンティー
【小売り・流通・ホームセンター業界】
- セール情報、シニア割引やシニアデー、通販、DIY、園芸・ガーデニング
【フィットネス・美容・健康業界】
- 平日会員プラン、平日限定プラン、サプリメント、健康器具
【ファッション・コスメ業界】
- 通販サービス
【資格・教育業界】
- 講座、検定、教育訓練給付制度、各種レッスン、カルチャースクール
【人材業界・スキルシェア・自治体】
- 短期バイト、ボランティア募集、エキストラ募集、スキルシェアサービス
【金融業界】
- 金融セミナー、リバースモーゲージ型住宅ローン、信託商品
【不動産・住宅業界】
- 住み替え、リフォーム、シニア向け住宅
「PIA Segments」にはこの他にも、多岐に渡るセグメントを用意しており、各種カスタマイズが可能です。詳しくは資料をダウンロードいただき、ご覧ください。

浅野 裕子
ぴあに入社してから、チケット情報の登録や提携コンビニの渉外担当、ぴあポイントサービスの立ち上げ、ぴあプレミアム会員のエンゲージメント向上の各種企画の実施、ぴあ総研での市場・ユーザー調査等、幅広い業務を経験。現在は、セグメント開発や、ユーザー分析、レポートや広告メニューの開発、マーケットリサーチ等に取り組んでいる。音楽フェス、来日ライブに頻繁に参戦していたが、徐々に追いかける対象がアートに変化。全国各地のアートフェスを楽しみにしている。
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