【開発者が解説】「海外アーティスト来日公演・イベント(北米)/(ヨーロッパ)」 セグメントの活用ポイント
こんにちは。ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社で主に商品開発やユーザー分析を担当している浅野です。
2025.4-6月「PIA Segments」にて、新しく「海外アーティスト来日公演・イベント(北米)」と「海外アーティスト来日公演・イベント(ヨーロッパ)」 セグメントをリリースしました。
本セグメントは、日本国内で開催される海外アーティストのコンサート、ライブ、イベントなどのチケットを購入している、または購入意欲の高いオーディエンスをセグメント化したものです。
対象ジャンルは幅広く、洋楽ライブやミュージカル、クラシック、海外スポーツチームの試合などをカバー。
来日イベントを通じて「本場のカルチャー体験」を求めている層にアプローチが可能です。
また、アーティストの出身や活動地域に基づき北米/ヨーロッパに分類しているため、地域特性やカルチャー傾向に応じた訴求設計ができるのも本セグメントの強みです。
今回、私が開発を担当した「海外アーティスト来日公演・イベント(北米)/(ヨーロッパ)」セグメントの設計、活用ポイントについて紹介します。
日本にいながら“本場”に触れる贅沢な時間
来日イベントに参加する魅力や体験価値は、「有名アーティスト、団体・チーム、選手を生で観れる」だけにとどまらず、文化・空間・時間の複合的な価値が重なった“特別な体験”です。
来日イベントに参加する魅力や体験価値
① 海外に渡航しなければ出会えない、次にいつ日本で観られるかわからない「希少性・プレミアム感」
世界的なアーティストやチームが日本を訪れる機会は限られており、その公演は一度きりの“特別な瞬間”。
この日、この場所でしか味わえない貴重な体験が、強い印象として心に残ります。
② 世界中のファンと同じ瞬間を共有し、心がつながる「グローバルな共鳴体験」
日本にいながら、世界を巡るツアーの一部に参加できるという感覚。
海外のファンと“同じ熱狂”をリアルタイムで味わい、文化や感情が国境を越えて重なる体験を得られます。
③ 五感を通じて本場の文化に浸る「異文化への没入体験」
音楽、言語、演出、空気感まで含めて現地さながらの表現が再現され、短時間だけ異国にいるかのような錯覚を覚えるような没入体験。
ステージが“文化のワンシーン”として立ち上がります。
来日イベントを起点に広がる世界への興味
来日イベントは、「海外文化との出会いの入り口」「更なる興味を加速させるトリガー」としても機能します。
アーティストや演目、選手のプレーを通じて、その国の歴史的背景・言語・価値観に自然と触れることになり、「本場の文化をもっと触れたい」「現地に足を運んでみたい」という探求心や、「歴史を学びなおしたい」「翻訳なしで楽しめるようになりたい」という学習意欲が芽生えることがあります。
このように、海外にまつわる消費行動の意欲が高まっているユーザーにアプローチできるのが、「海外アーティスト来日公演・イベント(北米)/(ヨーロッパ)」のポイントです。
「海外アーティスト来日公演・イベント(北米)/(ヨーロッパ)」 セグメントの活用例
【旅行・航空】
- 海外旅行、航空券、海外の観光情報
【観光・治体】
- 日本で海外を疑似体験できるテーマパークや施設、景勝地など
- ワールドグルメレストランやフェス
【エンタメ・メディア・配信系】
- 海外アーティストのライブ映像やドキュメンタリー、ブロードウェイミュージカルの配信や映画化作品、海外サッカーの放映など
【語学・教育系】
- 語学学習サービス、留学エージェント
- 歴史・文化講座、リベラルアーツ講座
【ファッション・コスメ】
- 海外ブランドファッション、ジュエリー
- デパートコスメ、インポートコスメ
- セレクトショップ
- 海外ブランド通販サイト
【ライフスタイル・食品】
- 輸入雑貨、インテリア
- 輸入食品、世界各国のワインやビール、世界の料理のレシピキット
【自動車】
- 輸入車
「PIA Segments」にはこの他にも、多岐に渡るセグメントを用意しており、各種カスタマイズが可能です。詳しくは資料をダウンロードいただき、ご覧ください。

浅野 裕子
ぴあに入社してから、チケット情報の登録や提携コンビニの渉外担当、ぴあポイントサービスの立ち上げ、ぴあプレミアム会員のエンゲージメント向上の各種企画の実施、ぴあ総研での市場・ユーザー調査等、幅広い業務を経験。現在は、セグメント開発や、ユーザー分析、レポートや広告メニューの開発、マーケットリサーチ等に取り組んでいる。音楽フェス、来日ライブに頻繁に参戦していたが、徐々に追いかける対象がアートに変化。全国各地のアートフェスを楽しみにしている。