【開発者が解説】「スポーツ日本代表戦」 セグメントの活用ポイント 

こんにちは。ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社で主に商品開発やユーザー分析を担当している浅野です。

2025.1-3月「PIA Segments」にて、新しく「スポーツ日本代表戦」 セグメントをリリースしました。

「スポーツ日本代表戦」 セグメントは、各種スポーツの日本代表戦について、チケットを購入している、または購入意欲の高いオーディエンスです。

シーズン戦を定期的に観戦しているような各種競技・チーム・選手のファン以外にも、メディアやSNS、身の回りで話題になるようなコンテンツや希少性の高いモノ・コトに敏感な層にもアプローチできるセグメントです。

今回は、私が開発を担当した「スポーツ日本代表戦」セグメントの設計、活用ポイントについて紹介します。

日本代表のファン数はどのくらい?

日本代表のファン数はどのくらい?
「マクロミルと三菱 UFJ リサーチ&コンサルティングによる共同調査」の推計によると、

  • 野球日本代表のファン人口:2,670万人
  • サッカー日本代表のファン人口:2,241万人
  • プロ野球ファン人口:2,210万人
  • Jリーグのファン人口:952万人

となっており、野球とサッカーにおいて日本代表戦の方がファン人口が多いという結果になっています。

普段はスポーツの話をしない人が、日本代表戦については観戦や視聴を行って身近な人と盛り上がったり、SNSで感想をシェアしたりする光景をよく目にするのは、日本代表戦がスポーツファンに限らず、普段は関心が薄い層も熱狂させる特別なイベントになっているからでしょう。

「2024 年スポーツマーケティング基礎調査」(速報版)
https://www.macromill.com/wp-content/uploads/files/press/release/pdf/20241030_macromill.pdf

大きな経済効果

大きな経済効果
2022年のサッカーのFIFAワールドカップ(W杯)の経済効果は163億円、2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の経済効果は650億円と試算されており、日本代表の活躍が多くの注目を集めたことがわかります。

これらの大会では、レプリカユニフォームが通常時の10倍売れたスポーツ用品店や、注文が通常の2倍もあった宅配ピザ店舗があったそうです。
WBCの後には、バッティングセンターが賑わったり、ペッパーミルの売り上げが急増する調理道具店もありました。

TV観戦のお供の食品・飲料の販売増、飲食店やスポーツバーの賑わい、TVの買い替え、動画視聴サービスの利用や加入、スクール申込などスポーツイベントをきっかけに、多方面で経済活動が活発化している様子が見て取れます

「スポーツ日本代表戦」セグメントの活用例

【ファッション、スポーツ用品】

  • スポーツグッズ、スポーツウエア、応援グッズ等

【エンターテインメント】

  • スポーツのライブ配信コンテンツをフックにした加入促進

【家電】

  • TV、プロジェクター、オーディオ機器など大画面・高画質の観戦体験を提案

【フィットネス、スクール】

  • スポーツジム
  • 各種スポーツのスクール

【飲食・デリバリー】

  • 試合観戦のお供としての食事・ドリンクメニュー

【観光・自治体】

  • 競技会場周辺地域の観光や地元グルメのプロモーション

【旅行】

  • 試合観戦ツアー

「スポーツ日本代表戦」セグメントは、各種スポーツの日本代表戦のチケットを購入している、または購入意欲の高いオーディエンスです。時期に応じて、オーディエンス設計を随時最適化するTailoredセグメントとなります。

 

「PIA Segments」にはこの他にも、多岐に渡るセグメントを用意しており、各種カスタマイズが可能です。詳しくは資料をダウンロードいただき、ご覧ください。