前編では、サッカーJ2リーグの愛媛FC様の昨シーズンのデジタル広告へのフィードバックや、今シーズンも継続して頂いた理由をお伺いしました。
後編は、愛媛FC様と弊社での打ち合わせ内容をご紹介したいと思います。
弊社とのお取り組みにおいてはデジタル広告の出稿以外にも、チケッティング業務も行わせて頂いております。
愛媛FC様に関わっているけれど、外の人(岡崎)から見えている愛媛FCについて、ブレストが有意義な時間になっていると思います。
愛媛FC様とのブレスト内容
1.広告配信のフィードバック
2.集客について
3.中の人と外の人の意見交換
広告配信のフィードバック
配信終了後のレポートを元に広告観点からのフィードバックと次回以降のご提案。
※昨シーズンコロナでリーグが一時中断しましたが、中断明けにコロナ対策訴求バナーを配信した結果、選手訴求よりクリック率が高かったなど。
コロナ訴求 CTR=1.67%
選手訴求 CTR =1.37%
他クラブにこの事例をお伝えすると、どのクラブの担当者様も「確かにLPへどの入口(バナー)から来たかがわかるだけでも意味がある」と仰って頂けます!
(愛媛FC様は、選手、イベント、コロナ対策、ファミリー向け訴求などを入稿して頂いてます)
今後もABテストを繰り返しながら、ユーザー動向の確認と勝ちパターンのクリエイティブを見つけていけたらと思います。
集客について
他クラブ様や他スポーツチーム様、ライブイベントなどで集客に繋がっている施策を共有、愛媛FC様側とブレスト→企画検討。
例チケット販促のためのターゲット別の企画案出し
→ファミリー向け施策 女性向け施策
ニンジニアスタジアム来場者へのイベント企画案出し
→唐揚げフェス ビアガーデンなど
また、ウェブ会議中もマインドマップを共有しながらブレストするので、新しい企画案が次から次へと出てくるので、大変助かります!
先日、実際にニンジニアスタジアムに足を運んでみて、市街地からの移動が大変なことやファミリー層が少ないなど、現地に行くまでわからなかったことが知れたので、次回のブレストで改めてお話しさせてください!
中の人と外の人の意見交換
クラブ側から見えている景色と外の人(愛媛県民、愛媛FCサポーター)側から見える景色の違い。
例えば、LPの見え方について。クラブ側で制作しているLPに対して、チケット導線の追加や、構成についてブレストしています。
クラブ側としては伝えたいことをLP上に記載しますが、実際に見られているかまでは追えていません。色々なページを振り返ってみると、文字だらけのページもあり確かにこれだとユーザーとって見づらいなと感じました。
ただ、LPの目的は該当試合の情報を載せるページではなく、チケット販促するための入り口のページなので、LPで離脱(ページを離れられてしまうこと)されてしまったら意味がないので、いかにLPからJリーグチケットに遷移させて、チケット購入を促すことができるかが最大の目的になります。
ブレストから生まれた広告を連動させた施策
1.「マッチシティ&マッチタウン」(以下MCMT)と連動した広告配信
※MCMTとは、MCMTに在住の高校生以下の方はB自由席無料ご招待、一般の方はB自由席チケットを特別価格の1,000円にて販売する企画
→ASE(位置情報ターゲティング:市町村別まで対応)を利用した広告配信が可能なため、特定エリアのターゲットのみにアプローチが可能。
★バナーにターゲットの記載+クリック課金※での配信のため、対象者を効率的にLPへ遷移させることができます。
※ユーザーがクリックした時点で課金となるので、広告がクリックされなければ広告費はかかりません。
2.ビール無料引換券付きチケット
※試合観戦+愛媛FCオリジナルクラフトビールが実質タダで飲めるチケット(フルーティーで爽やかな美味しいビールでした!)
→企画チケットの場合は通常LPではなく、特設LPに遷移させることが可能。
(バナーによって遷移先URLの変更が可能なため、最短の購入導線でユーザーを送客できる)
3.ガチャピン出演イベント(伝説のゆるキャラサッカー)
※総勢22体のゆるキャラによるフルコートサッカー対決!
→「PIA Segments」のファミリー・子供向けイベントセグメント、ママメディアセグメント※(エリア:中四国)を利用することにより、親和性の高いユーザーにターゲティング可能。
※ママメディアセグメント=ハピママ*閲覧者が対象者となります。
今後のクラブとして目指していくこと
昨今、コロナ禍で来場のハードルが高くなってしまっていますが、スポーツとビールは生が一番だと思いますので、ニンジニアスタジアムでサッカー観戦とクラフトビールを楽しんでほしいですね!
デジタル広告とイベント企画の連動に関しては、クラブ側でも前向きに検討していきますので、お力添えよろしくお願いいたします!
本日はインタビューありがとうございました!
今後とも宜しくお願い致します!
岡崎高弘
美容師として6年間勤務後、Web広告業界へ転職。メディア側セールスとして従事し、各アドネットワークやSSPとの折衝を行っていた。2018年にぴあグループに入社。主にスポーツリーグやチーム、広告代理店の営業を担当し各ソリューションを提案。レスポンスの速さで右に出る者はいない。
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