【IRIAM×DeNA×セプテーニ 3社鼎談】質の高いデータをもとに、新たなターゲットの仮説検証から効果最大化を目指す<PIA Segments>

PANXとX社のパートナーシップで実現したアライアンス広告商品、X Amplify スポンサーシップの「PIA Segmentsデータタイアップ広告」。

「チケットぴあ」のチケット購買・購買プロセスデータなどのデータを利用してX広告に配信できる商品で、データ利用料がかからずに広告出稿費の満額分そのまま配信いただける特別アライアンス商品です。

今回は、DeNAグループの新感覚Vtuberアプリ「IRIAM」にて、この「PIA Segmentsデータタイアップ広告」を活用いただきました。

プロジェクトに携わった三名の皆様の鼎談を通じ、その効果を振り返ります。

鼎談参加者IRIAM デジタルマーケティング責任者:阿部智也様
DeNA X領域のご担当者:辰巳佳衣様
セプテーニ X運用ご担当者:入口瞳子様

導入の経緯について

「IRIAM」は、スマホ一つでいつでもどこでもキャラクターのライブ配信を楽しめる新感覚Vtuberアプリです。

ライバーとして自分のイラストを動かして配信してみたり、リスナーとして個性豊かなライバーやリスナー同士でも交流が楽しめる点が魅力です。

2018年10月のサービス開始以降、現在に至るまで着々と事業は拡大し、現在、累計ダウンロード数は約420万以上、売り上げは年間約70億を達成しています。

IRIAM

IRIAM 阿部様
IRIAM 阿部様
事業戦略においてユーザーの自然流入数の増加も重要視していますが、広告経由での獲得も非常に重要な流入経路になっています。

これまで IRIAM のターゲットユーザーにとって、生活の中でのタッチポイントになりうる媒体へ積極的に広告出稿をしてきました。

IRIAM 阿部様
IRIAM 阿部様
中でもXは、IRIAMのユーザーさんが利用するコミュニケーションツール第1位となり、サービスとの親和性が非常に高く、広告出稿の実績を見ても最も獲得効率が良いため、最注力媒体になっています。

そのため、日々ユーザーさんの属性を分析し、IRIAM の魅力や独自の強みをどのように伝えていくかを試行錯誤しながらクリエイティブやターゲティング・運用調整を行っています。


私はDeNAグループの中のマーケティング横断部門に所属していて、各サービスで蓄積されたデジタルマーケティングの知見を用いながら、IRIAMをはじめグループ内のさまざまな部門のX運用を見ています。
IRIAMに関しては、「どのようなターゲティングをしていくか」は常に課題となってきました。
DeNA 辰巳様
DeNA 辰巳様
そして、今回活用を実施したのが、「チケットぴあ」のチケット購買・購買プロセスデータを無料で利用できるX社とPANXのアライアンス広告商品、X Amplifyスポンサーシップの「PIA Segments データタイアップ広告」になります。

エンタメ系と「チケットぴあ」との相性はいいですし、セプテーニ様からご提案いただいて「すぐにでもやらせていただきたい」と思いました。

DeNA 辰巳様
DeNA 辰巳様

セプテーニ 入口様
セプテーニ 入口様
特定のターゲティングに特化したデータ活用の成功事例を知っていたので、X社からX Amplifyスポンサーシップの「PIA Segments データタイアップ広告」が出たというお話を伺った時から気になっていました。

自分たちが想定するターゲットの仮説検証がしやすい

セプテーニ 入口様
セプテーニ 入口様
PIA Segmentsを活用しターゲティングをした広告配信は、X広告に純粋に備わっているターゲティング機能と比較して改善したという結果が見られました。

今回は、よりターゲットユーザー像に近い「Vtuber・バーチャルアイドル」「アニメ声優」「推し活男子」のセグメントデータを利用したのですが、中でも特に「Vtuber・バーチャルアイドル」「推し活男子」のセグメントにて、通常配信と比較してCVRが約1.3倍、7日間の継続率が約1.2倍で高く推移し、目標をクリアして獲得を伸ばすことに成功しました。

メインKPIとしてはインストール時の獲得単価や継続率を、サブKPIとしてアプリ内課金率・課金額などを設定しております。
IRIAMは「ユーザーとともに価値を共創していくサービス」であるため、仮に初期段階で課金行動をせずとも、配信枠でライバーとリスナー、リスナーとリスナー同士が繋がり枠の盛り上がりが生まれることでユーザーLTVが長期的に高まると思っています。
IRIAM 阿部様
IRIAM 阿部様
また他の広告媒体、例えばGoogle広告の「アプリキャンペーン」だと、機械学習を強みとしているため任意のターゲティング指定ができません。
配信先も、「YouTube」「ディスプレイネットワーク」「検索」が一緒くたになっているので、「YouTubeだけに配信したい」などの融通もききづらいです。
その点、Xの広告は「このターゲットに当ててみよう」という仮説を結果から検証ができるのが大きな強みですね。
IRIAM 阿部様
IRIAM 阿部様

さらに、Xの認定代理店・最高レベルの「Gold Partner」にも選出されているセプテーニ様の視点から、今回の成果に繋がった運用ポイントを次のように考察いただきました。

セプテーニ 入口様
セプテーニ 入口様
実は、運用当初の1ヶ月くらいは苦戦していました。
というのも、PIA Segmentsのチケット購買・購買プロセスデータの50万、100万UU(ユニークユーザー)という数が、IRIAM様がとっていきたいオーディエンス数全体と比べると少ないため、そのまま50万、100万UUにアプローチをしようとするとどうしてもCPMが高くなってしまい、CPIが上がってしまうからです。
セプテーニ 入口様
セプテーニ 入口様
そこから徐々に、Xに備わっている「ターゲティングの最適化」という拡張機能を使いながら、チケット購買・購買プロセスデータを元に類似しているオーディエンスにリーチを広げました。

もともとのデータが有している「ユーザーの質の高さ」を維持しながら、弊社の運用の知見を活用しつつ、最終的に良い実績を残すことができたと思っています。

「ターゲティングの最適化」の機能に関しては、X社でも適宜アップデートを重ねているので、我々は代理店として逐一それを検証し、今後も効果的な運用に繋げていきたいですね。

新しいターゲットの拡大に貢献

IRIAM 阿部様
IRIAM 阿部様
実は私も辰巳さんと同じ横断部門を兼務しているため、他の弊社サービスと「X Amplifyスポンサーシップ」の相性を考慮すると、やはりエンタメ系は全般的に強いのではないかと思います。
IRIAMと同じくリアルライブ配信のPocochaも良さそうです。
確かに、まず思いつくのがエンタメ系、ゲームアプリ系ですよね。
しかも、特にニッチな層に刺さっていくような、CVRが高い状態を目指すような獲得の仕方が想定されると思います。
DeNA 辰巳様
DeNA 辰巳様
今、弊社内には複数の事業がありますが、いったん想定されるユーザーさんを取り切ってしまったあと、次にどこにターゲティングを広げたら獲得が伸びるのか?と、「拡大フェーズ」に突入した時に迷いが生じがちです。
そんなとき、PIA Segmentsであれば「今のターゲティングと類似点はあるがちょっと違う」ターゲティングを気軽に試すことができ、分析の幅も広がると思いました。

それを試してみて「思ったよりも当たった」ということが起きた際、今度は通常のX広告のハンドルターゲティングやキーワードターゲティングでもやってみて比較をすると解像度が上がりそうです。
「次はこのターゲットもいけるのでは?」と発展的なディスカッションにも繋がると思います。

DeNA 辰巳様
DeNA 辰巳様
セプテーニ 入口様
セプテーニ 入口様
IRIAMで継続率が改善した事例からも分かるように、PIA Segmentsのチケット購買・購買プロセスデータは、継続率やLTVの改善を目指しているプロモーションには非常に相性がいいと思っています。
エンタメ系、ライフスタイル系以外にも、もしそんな事例の際にはご提案してみたいと思っています。

PIA Segmentsデータタイアップ広告は、広告配信の成果に繋がると同時に、新たな顧客獲得のための分析のソリューションとしても評価をいただくことができました。

X広告でサービスのひろがりを目指す全ての企業様に、引き続きこの価値をお届けして参ります。

X Amplifyスポンサーシップの「PIA Segments データタイアップ広告」に関して、ご興味やご相談等ございましたら、お気軽にお申し付けください!

オンライン上でのお打ち合わせも可能です。